宮崎あおいさん主演の2006年の作品です。相手役は、今、梅ちゃん先生で竹夫役の
小出恵介さんです。 


日本犯罪史上最大のミステリーと言われる府中三億円強奪事件を題材に、中原みすずの同名原作を映画化した異色のラブサスペンス。実行犯が18歳の女子高生という大胆不敵な設定の中、迷宮入りとなった事件の真相を主人公自らが語り明かす。原作を読んでヒロイン役を熱望した『NANA』の宮崎あおいが、衝撃的な犯罪ドラマにファンタジックな魅力を添える。歴史の闇に隠れた事件にピュアで切ない初恋の想い出をクロスさせた青春ドラマとしても楽しめる。(説明文より)

感想:
宮崎あおいさんが三億円強奪事件の犯人で、小出さんが共犯者の恋人役の映画です。
三億円事件を中心に描いているかというとそうではなくて、1960年代の学生紛争最中の
青春映画というか、ジャズ喫茶に出入りする男女を描いた作品です。
正直、暗い話で、泣けるところも、共感できるところもあまり無かったです。
この時代に青春期を過ごした方なら共感出来るかも・・・。

ラストのところの小出さんの台詞。

『今日、僕は少女に出会った。
少女は真っ直ぐな眼をして、
まっすぐ僕に言った「大人になんかなりたくない」と
僕は恋をした
たぶん一生に一度の恋を
けれど それは告げることはないだろう
僕は彼女の眼を曇らせることしかできないのだから』

ここのシーンは良かったです。

 60年代の青春期を過ごした方にお勧めです。

・・おしまい・・