内容
大学全入時代をほぼ迎えたいま、私大では定員割れが続出し、潰れる大学も出てきている。こうした、世間からそっぽを向かれた「崖っぷち大学」は生き残りに必至だが、それは、東大や早慶上智、関関同立といった難関大といえども他人事ではない。どの大学も受験生集めのためにあらゆる手を尽くしている。ところが、その内容は----AO入試で辞退さえしなければ誰でも合格、就職率や大学基本情報の非公表・偽装、イメージをよくするために大学名を改名(秋田経済法科大からノースアジア大へ)、新しいことを学べる新学部を設立(シティライフ学部や21世紀アジア学部を新設)などなど、世間の常識と大いにズレていて、どこかアホっぽいのだ。本書では、こうした大学業界の最新「裏」事情と各大学の生き残り戦略を、具体例をふんだんに交えながら紹介していく。 (説明文より)

感想
私が大学を出た時代の18歳の人口は約200万人で大学生50万人いましたが、今の18歳人口は約120万人で60万人います。大学全入時代というか希望すれば入れる時代になっています。世間では森友学園の小学校建設問題とかがクローズアップされていますが、それだけ生徒を集めるのが難しく、下手をするとつぶれる学校運営なのだと思います。

 話は本の内容とは、ずれますが、たった25年で18歳人口が200万人⇒120万人と6割になっています。このままのライフスタイルが続くと100年後(4世代?)で72万人⇒43万人⇒26万人⇒16万人になる計算です。ざっと私の世代の1/10 日本の人口が1000万人になっちゃいます。100年後の日本は、産業自体、日本の国自体が崩壊なのかなあと思いました。 

  話を戻して有名大学ですら学生を集めるのに苦労しているのですから底辺の大学とかは死活問題です。
そのあたりの事情を面白く解説しているのですが、バカとかアホとか多少言葉遣いが乱暴です。
今の現状が分かって勉強になる本でした。

おしまい。。