本を読みました。
第132回(平成16年度下半期) 直木賞受賞作です。



あらすじ
人付き合いがちょっと苦手な専業主婦の小夜子、3歳の娘がいる。この娘も母に似て?人付き合いがどうも苦手で、公園でいつも一人で遊んでいる。公園通いが憂鬱な日々。小夜子はパートに出ることを決意し、ある会社に面接に行く。そこの社長(葵)は偶然同じ年で同じ大学の人だった。葵はサバサバした性格であっけらかんとしている。 (説明文より)

感想
読んでいて胸が苦しくなるような感じですが、引き込まれてしまいます。
主人公は専業主婦の小夜子さんかと思いきや、中盤から社長の葵さんが主役です。
人間関係、人と上手くやっていく、生きていくというのが本当に難しく大変だと
思います。一見、楽しそうに、この人は悩みなんかないのかなあという人でも
内面は違ったりします。作者の角田さんは内面を表現するのが上手で
あっと驚かせられます。元気なときに読んだほうが良い作品ですが
面白かったです。10年前の作品ですが、流行り、すたりの無い内容なので
古くも感じませんでした。映画化されていたみたいです。


  おしまい。。