その後、世界文化遺産に富岡製糸場といっしょに登録された
荒船風穴に行きました。風穴(ふうけつ)と読みます。
http://www.town.shimonita.lg.jp/fuketsu/m01/01.html
概要
明治から昭和初期にかけて、天然の冷風を使用して蚕種を貯蔵した施設。荒船風穴は、
 全国一の収納量を誇り、その取引先は全国に及んだ。東谷風穴は地域単位の風穴として
 全国有数の規模である。ともに近代の養蚕業を知る上で貴重である。
荒船風穴は、明治38年、地元の養蚕農家の庭屋静太郎により建設された蚕種貯蔵施設です。
 長野県を発祥とする天然の冷風を利用した風穴技術を研究し、日本で最大規模を誇る貯蔵施設として運営され、日本全国を相手に事業を展開しました。
 現在でも操業当時と変わらぬ冷風環境が維持され、肌を通じて史跡を体感することが出来る珍しい史跡です。
                (説明文より)

牧場から車で10分のところにある駐車場にバイクを止めて、坂道を下ること
徒歩15分、そこに荒船風穴 蚕種貯蔵所跡があります。初めて聞きました。
入場料500円です。


ボランティアの人が説明してくれます。

要は、明治の終わりから昭和の初期まで、養蚕業が盛んなときに
出来るだけ長い間、生糸を生産したいので、蚕の卵を冷風で
保存して孵化する時期を半年ほど遅らせた施設跡です。
昭和の初期以降は冷蔵庫が出来たり、生糸の生産が衰退したりして
なくなっていきました。
石の間から冷気がきます↓


イメージ図↓ こんな感じで施設があったそうです。


このときの気温17℃ で風穴は2℃でした↓ これで夏でも低温で蚕の種を保存します。




世界文化遺産で荒船山とセットで行けば時間的にちょうど良かったです。
日本カモシカとかも出るそうです。

明日が最後です。